#05 The Talk
『ANITYA』デザイナー 岸様

AW17よりユニセックスで展開をスタートさせた有力セレクトショップでも取り扱いのある「ANITYA(アニティア)」デザイナー岸知良さんが手がける新たなコレクションへの想いと今後の展望をインタビュー。随所にこだわりのある素敵なアトリエにお邪魔してきました。

岸 知良(Tomoyoshi Kishi)
ANITYA デザイナー

高校卒業後、スタイリストのアシスタントなどを経験したのち文化服装学院に入学。卒業後、アメカジブランドにてパタンナーとして活動。文化服装学院で同級生だった友人と2013SSより前身ブランドSAMSARAをスタート。のち2017AWから『ANITYA』にリネームして現在に至る。

ーご自身のご経歴とブランド「ANITYA」について教えてください。

<岸>
もともと服を作り始めたきっかけが、高校生のときに雑誌でディオール・オムを見て「あ、かっこいいな欲しいな」と思ったのですがもちろん高くて買えないし「じゃあ作ろう」と思い立ち、縫製とパターンができる母に教えてもらいながら、細身のジャケットやコートなどを作りはじめたのが服作りに興味を持ったきっかけです。その後は古着に興味を持ち、買っては解体して縫製やパターンを見てました。高校卒業後はスタイリストのアシスタントなどを経験して、やはり製作の方が楽しく文化服装学院に入学し、卒業後アメカジブランドにてパタンナーをしていました。その後2013SSより文化服装学院の友人と「SAMSARA」を設立し、2017AWより「ANITYA」をスタートするに至ります。

ーデザイン・創作面で大切にされていること、ブランドのコンセプトとして重要視していることがあれば教えていただけますか。

    
<岸>
ブランドコンセプトは『対立または矛盾しあう両極端の立場を離れ、両極端のどれにも偏らない中正な立場を貫くこと。ただしちょうど真ん中ではない』と掲げています。モードでもなくクラシック(古着等)やストリートでもない、トレンドとも程よい距離を保つようにしています。掴みづらい立ち位置ですが、続けていくうちに『ANITYAっぽいね』と言っていただけることも多くなってきました。

<THE LIST>
サンスクリット語で無常を意味し、”あらゆる存在物は、そのままの状態として存在し続けることはないが、改変、連鎖を繰り返しながら存在し続ける=良き連鎖を形成、持続できるよう努力し続けよ”という仏教の姿勢を物作りの信念とされていると拝見しました。

ーTHE LISTを知って導入された経緯を教えていただけますか。

<岸>
たまたまインターネットで見つけました。前々回の展示会で問い合わせしようと思っていたのですが時期的に間に合わず、ずっと気になってはいました。自分で製作をやっているのでセレクトショップのことを調べる余裕がなくて、リストで見れるんだったらすごい便利なんじゃないかなと思ったのがきっかけです。

<THE LIST>
実際に問い合わせいただき、ありがとうございます。

ー THE LIST を利用してみての率直な感想をお聞かせください。

<岸>
まず良かった点はデザイン、パターン、サンプル縫製まで一人で行っているため、時間と集中力の問題でSHOPのリサーチをする余裕がありませんでした。THE LISTさんの客観的意見を交えて、こんなお店があるんだと知れたことは良かったです。また、WEBページも取り扱いブランド、HPのURLなどのリンクもあり使いやすいと思います。ただブランドによって最適なインビテーションが違うと思います。僕のブランドは万人受けするブランドではないので、本当に見て頂きたいショップのバイヤーさんにちゃんと印象に残せるインビテーションをつくらなければいけないと感じたのも事実です。次回の課題として改善できたらと思います。

<THE LIST>
まだまだ力不足な面があり申し訳ありませんが、前回以上に事前に話し込みをさせていただきご協力できればと思っております。

ー 次回以降の活用方法はどのように考えていらっしゃいますか。

<岸>
「展示会開催時期、展示会場所、LOOK、DMデザイン」をもっと工夫することでより多くの効果が出ると考えています。展示会案内状もOPP袋よりも封筒のほうがいいのではと思ったり、ANITYAらしさを出して数量よりもターゲティングに重きをおいて次回アプローチをかけていきたいですね。

ー 今後THE LISTに期待すること、こんなサービスが追加されたら良いというものがあったら教えてください。

(ただその場にあるだけで存在感のあるミシン。ここで数々のコレクションを生み出してきた)

(AW18のコレクションより)

<岸>
僕のようにひとりで展示会を開催しているデザイナーさんも少なくないと思いますが「展示会サポート」のようなサービスがあると嬉しいですね。

<THE LIST>
展示会期間中の外部サポート的な面ですね?

<岸>
はい。自分のブランドを客観的に見てアプローチしづらい面もあります。直接デザイナーに言いづらい側面もバイヤーさんにあると思います。それはセールスの仕事になってしまいますが、THE LISTならではの一部サポートがあると心強いです。

<THE LIST>
かしこまりました、サービスの一貫として前向きに検討します。ブランドさんの結果につながるサポートをひとつでも多く増やせるようお約束します。

ー岸さん、インタビューご協力ありがとうございました。

(某所にあるANITYAの素敵なアトリエにて)

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