#07 The Talk
『EARLE』デザイナー 高橋様

大手デザイン会社で数ブランドのレディースシューズのデザイナーを経て「nil admirari」のデザイナーとして6年間活動。メンズのクラシックスタンダードをベースに、レディースのエレガントな要素やテクニックを加えた『EARLE』デザイナー高橋さんにTHE LISTのお話を伺ってきました。

高橋 亮平(Ryohei Takahashi)
EARLE デザイナー
1985年大阪府生まれ。ファッション専門学校でシューズを専攻し卒業後、大手デザイン会社で数ブランドのレディースデザイナーを経て「nil admirali」のデザイナーとしてで6年間活動。メンズ・ウィメンズ双方のデザイナー経験を生かし満を持して2018年独立。メンズのクラシックスタンダードをベースにレディースのエレガントな要素やテクニックを加えた『EARLE』を提案する。
 

ーブランド設立に至るまでの経歴を教えてください

<高橋>
高校卒業後、ファッション専門学校に進学しその時にシューズを専攻しました。その後百貨店向けのレディースメーカーに就職し3ブランドのPBシューズのデザイナーを務めたのがキャリアのスタートです。ですが百貨店向けではなく、よりファッションに寄ったセレクトショップ向けの仕事をしたかったんです。その会社にメンズのセレクト事業があり、デザイナーの枠が空いたタイミングで異動したのがメンズシューズをデザインするきっかけです。それが「nil admirari」というブランドでした。

<THE LIST>
EARLEが提案する「日常のエレガント」は、高橋さんのレディースキャリアとメンズキャリアの要素がうまく調和されデザインされているのですね。ブランド名の由来やコンセプトについてもお聞かせいただけますでしょうか。

ーEARLEブランドについて

<高橋>

シンプルなんですが『EARLE』という名前は、自分のイニシャルとコンセプトの略称を合わせ取った造語です。Rという文字が好きで、ブランド名もRにしたかった。そこから派生させてコンセプトとリンクをしているアルファベットを並べて作っていった感じです。「Ellegant(エレガント)」と非日常を意味する「Extraordinariness(エクストラオーディナリーネス)」をコンセプトにしているので、Eで始まり、Eで終わらせた。真ん中だけを見ても「E(ARL)E」アールと読める。どんなカジュアルなデザインであってもエレガントな要素を必ず入れたい。主張しすぎず、エレガント、シンプル、モダンがテーマのブランドです。

 

<THE LIST>

メンズではあるけれど、どこかに必ずエレガントさを擁するシューズブランド。高橋さんのデザインに対する想いがブランド名に反映されているのですね。少し似よりの質問になってしまうのですが、デザイン面で大切にされていることは何でしょうか?

 

<高橋>

靴っていうのは何て言うんですかね。物体じゃないですか。服でいう「吊りヅラ」(*洋服をハンガーにかけたときの見え方)」じゃないですけど、置いたままでも綺麗なラインが出るように「置きヅラ」を木型を作る段階で意識をしています。素材に関しては、メインに使う革も自らタンナーに行って、いろんなレシピだったりとかシーズンやトレンドに合わせ指定をしています。レディース出身でもあるので、それを独自の手法でメンズラインに落とし込むのが得意かもしれません。

 

<THE LIST>

両方を経験されているのは強みですよね。他にご自身が思うブランドの強みはございますか?

 

<高橋>

メンズだけでなくレディースのテクニックや素材を取り入れている部分と、あとはプライスゾーンです。買えない値段、買いにくい値段帯にはしたくないので、価格競争力を意識して作っています。


(レディスシューズでよく使われる本革クロコレザー型押しを独自の視点でメンズライクに落とし込み、エレガントさを追求したスニーカー)

ー今後EARLEどのように成長させたいか

<高橋>

いま日本のマーケット含め、ヨーロッパもそこまで良くないと聞いています。ただ、アジア圏に関しては実際モノづくりの一部を生産しているので勢いを肌で感じています。既に世界基準で活動されているデザイナーさんもたくさんいますが、自分も日本だけでなくグローバルな視点でブランドを育てていきたい。また、シューズブランドは工程だったりノウハウだったり、クラフトマンシップな面にフォーカスされているブランドが多いと思うのですが、自分は元々洋服が好きでこの仕事を選んだので、ファッションとの関連性を広げたいです。実際いま複数の洋服ブランドさんと進めている協業アイテムもあるのですが、ファッションブランドとのコーディネイトだったりコラボレーションを強めて、消費者の方々にも「こんな履き方ができるんだ」「こういう組み合わせができるんだ」という提案を常にしていきたいと思っています。

 

<THE LIST>
実際にTHE LISTのお客様でもアジア圏を意識されている方は多いです。特に中国(上海ファッションウィーク)をリサーチしている方が多く、次いで香港、台湾、韓国。最近ではタイ、マレーシア、インドネシアなどもセレクトショップが増えていて、感度も非常に高いと聞いています。THE LISTでもいま情報を収集しているところです。

ーTHE LISTを知ったきっかけと導入した経緯は



<高橋>
THE LISTを知ったのは知人の紹介からでした。限られた時間と人数でデザイナー自身も営業を担わないといけないブランドにとっては、新規開拓というのは簡単なものではありません。僕は前職のブランド時代からのお付き合いがあるバイヤーさんもいますし、営業リストも少なからず持っていました。ただ、いざ独立してみると予想はしていましたがサンプル製作や展示会準備に追われ、営業をする時間がない。非常に大変な時期もありました。THE LISTを利用することで「EARLE」と親和性がありそうなショップさんを一緒にリストアップすることができ、リサーチすることが可能になりました。率直な感想としては非常に助かっています。

ーTHE LISTを導入してからの新しい変化や成果はありましたでしょうか

<高橋>
既に3シーズン取り組みをさせてもらっていて、結果も出ています。新規も増えました。特に今、新しく始められた『THE CONCIERGE』
THE LIST姉妹サービス)でサポートしてもらっています。さきほど話にもでましたが、コラボレーション先のファッションブランドさんをご紹介いただいたり、大手ECショップさんとの別注や取り組みも始まり、新しいビジネス担って来ています。これから知名度をあげていかなくてはならないブランドにとって非常に革新的なサービスだと感じています。

<THE  LIST>
すべてのブランド様にご紹介できているわけではありませんので、まだ課題も多いのですがTHE LISTだけでは補えないサポートをCONCIERGEのほうで構築していく予定です。より多くのバイヤー様の登録を誘致しなくてはいけませんので、今その準備をしている最中です。

<高橋>
今後はさらに効率よくシステム上で紹介していく流れになるんですよね?

<THE LIST>
はい、そのような形にしていくつもりです。ブランド・バイヤー双方のニーズを汲み取り、ご紹介を強化していきます。

ーTHE LISTに今後期待すること、こんなサービスを必要としているなどあれば教えていただけますか

<高橋>
そうですね、ブランドがすべきことだとは思うのですが、例えば営業フォローの部分でしょうか。DMやメールを送ってからのアフターフォローをどうするか。悩んでいるブランドさんは少なくないと思います。

<THE  LIST>
確かにデザイナーさんひとりで運営をしているケースですと、そのようなご要望をお聞きします。CONCIERGEと新しい付加サービスで、ご要望に添えないか検討していきたいと思います。これまではDM、メール、電話などが主なアプローチ方法だったと思うのですが、これからはSNSの情報を分析して、ブランドさんとバイヤーさんとの親和性だったり、Win-Winになりそうなマッチングの確証までをリサーチし、双方の橋渡し的な役割を弊社で担っていきたいと考えています。

<高橋>
さらなるアップデートに期待していますね。

ー高橋さん、インタビューご協力ありがとうございました。

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